元カノと別れて1年半後に復縁。自分の過ちで別れたが、そこから学んでもっと彼女を愛せるようになった

【性別】男性
【自分の年齢】
失恋時22歳・復縁時24歳
【相手の年齢】
失恋時22歳・復縁時24歳
【失恋していた期間】
1年半

【かつての関係】
大学の同級生で、二年生の中ごろから四年生の中頃まで付き合っていた。

【一番最初の出会い】
私たちが20歳の時、大学の講義で知り合いました。
ノリがよさそうだったのでグループワークに誘って、コミュニケーションをとる内に彼女の明るさに惹かれていきました。
私は恋愛には奥手だったのですが、めちゃくちゃ好きだったので、自分の性分を超えて全力猛アタックをし、沢山の空振りはしましたが、努力と友人たちの助けの甲斐あって付き合う事になりました。
告白の時も緊張してしまい、レストランに行ったにもかかわらずそこでは告白できず、帰り道でいきなりめちゃくちゃ大きな声で告白しました。

【当時の二人の幸せな日々】
最高の1年ちょっとでした。
失恋の原因となるラスト3カ月ほどまでは非常に仲良く、友人から「バカップル」と呼ばれるほどでした。
少し難しい家庭事情の為、恋愛的な人の愛し方を見ずに育った私は「自分の彼女や奥さんには絶対に愛情表現をしつづけよう!」と心に決めていたので、デートには多くは連れていけませんでしたが、記念日はもちろん何でもない日にもちょっとしたプレゼントなどを欠かさずに贈ったり、愛していることを伝える努力をし続けました。

【失恋のきっかけ】
失恋のきっかけを作ったのは私の弱さです。
今でも反省しています。
家庭事情で超苦学生だった私は、就職活動をするのも他の学生より難しい状況にあり、なかなか就職が決まりませんでした。
昼は学校、夕方からは塾講師のバイト、夜勤に入ることも少なくありませんでした。
ストレスと疲労で心が狭くなってしまっていた事や、将来への不安がいつも心の中で淀んでいるような状態です。
そんなとき、彼女の家で彼女の何気ない一言が私の家族をバカにされた感じがしてしまい、感情的になってしまいました。
「もうええわ!ぼんこには一生分からんわ!」思わず出た自分の言葉が自分の耳に入った時、その言葉の鋭さを感じました。
おそらく1分程度の沈黙。
彼女の眼は少し潤んでいました。
私は耐えられなくなって彼女の家を逃げるように飛び出て帰宅し、翌日も彼女から電話があったにもかかわらず、無視してしまい、そこから疎遠になりました。

【失恋後の心境】
いくらパニック状態だったとはいえ、自分が悪い事は明確だったのでずっと罪悪感を感じていました。
何度か謝りたくてコンタクトを取ろうとしましたが、時すでに遅しと言う感じで、唯一の心の支えがなくなったことで胸にぽっかりと穴が開いたような感覚でした。
最初は就職が決まれば全てうまくいくとも思いましたが、就職が決まった後も喪失感は消えず、現実と向き合う事が怖くて、10代の頃の悪い仲間とつるんでいろんな方法で現実逃避もしました。

【復縁のためにしたこと】
何度か謝罪のためにコンタクトを取ろうとは試みましたが、全く上手くいきませんでした。
私が悪いので仕方ありません。
何度も忘れる努力もしました。
目の前の仕事に一生懸命になっている間は忘れられるのですが、仕事が終わったり一人になったりすると、楽しかったころの事を思い出してしまいました。
「この経験を絶対にいい方向にもっていってやる!」と思えたのは半年ほどたってからです。
何かに集中していないとつらいので昼夜問わず仕事などをしていたので無理がたたって倒れてしまいました。
そこでお見舞いに来て下さったすごくお世話になっている先輩に悩みを打ち明けると、めちゃくちゃ励ましてくれて、そこからは2度と同じ失敗を繰り返さない為に、もっとポジティブに事実に向き合うようになりました。

【復縁できた決め手】
社会人になってから誘われた大学仲間の忘年会に参加し再会しました。
初めは表情も会話もぎこちなかったですが、話しているうちに昔のような会話をしていました。
そして、みんなが酔いつぶれて丁度二人きりになるタイミングがあったので、腰を90度にまげて「あの時はごめん!」と謝ってお互いに納得し、連絡先を交換しました。
彼女も彼女自身の発言には反省をしていたようで、それを気にかけていたそうです。
あの時は胸にあったつっかえがポロっと落ちたような感覚でした。

【簡潔に言うと・・・】
復縁して、今も付き合っている
【復縁後の生活】
復縁してもう少しで1年が経ちます。
今は前よりも仲が良いと感じています。
あの時は自分の理想を追い求めすぎて”いい彼氏”を演じすぎていたような気がします。
今も気持ちは変わりませんが、前のような無理はしないようにしています。
もちろん愛していることを伝える努力は欠かしてはいないので、毎日最上級の愛を更新しています。

【失恋中の自分へアドバイス】
もし今、失恋中の私に何かを言う機会があっても、それが成就する未来を教えないでしょう。
ただ、全ての事に本気で向き合う事を勧めるだけです。
先輩に「反省はしても後悔はするな」と常々言われてきたので、その言葉をもっと早くに伝えてあげてもいいかもしれません。
さすがに優良企業で過労で倒れたのはやりすぎだと感じているので。