最初に付き合ったときは、まだ子供っぽいところがお互いあったけど、復縁してからはより大人になって、相手を思えた。

【性別】男性
【自分の年齢】
失恋時18歳、復縁時19歳
【相手の年齢】
失恋時21歳、復縁時22歳
【失恋していた期間】
9ヶ月

【かつての関係】
相手は大学の先輩で、僕が入学してきてすぐ告白された。
しかし半年間ほど交際したあと、別れてしまった。

【一番最初の出会い】
高校生の時に、僕が目指している大学の先輩という形で初めてお目にかかりました。
その当時はあまりお互いに意識していませんでしたが、僕が大学生になって、研究室で告白されました。
相手の方は非常に成績優秀な先輩で、大学のカリスマ的な存在だったので、また、僕は歳上の女性が好きだったので、僕にアプローチしてくれたことを本当に嬉しく思い、OKしました。
きっと、相手の方は僕と出会った当初から僕のことをよく覚えていてくれたんだと思います。

【当時の二人の幸せな日々】
お互いにクラシック音楽が大好きで、よくコンサートに一緒に行きました。
また、僕は趣味でピアノを、相手の方はチェロを幼い頃から練習していた経験があったので、一緒にアンサンブルを楽しんだりしていました。
同じ趣味をもつ相手と交際できたのはとても幸せなことだし、クラシック音楽について二人で熱く語り合うこともあったので、そうした時間はとても楽しく、あっという間に過ぎ去って行きました。
音楽は人の心を豊かにしてくれるというのは、本当だと思います。

【失恋のきっかけ】
僕はクラシック音楽が大好きで、相手も同じくクラシックを愛していましたが、僕はクラシック音楽以外にあまり興味のあるものがなく、しかし相手は映画、お料理など、多趣味な人でした。
なので一緒に映画を見にデートに行っても、どこか僕は楽しめなかった。
そうした僕に彼女はどんどん不満を抱えるようになってしまったのです。
あるとき、なぜ一緒にいる時間をもっと楽しめないのかと言われ、僕と口論になりしばらく距離を置いたあと彼女から別れようと言われました。

【失恋後の心境】
失恋したときは、本当に悲しく、音楽さえも憎むようになった時期もありました。
なぜ自分はもっと大人になれないのだろう。
なぜ僕は、あんな素敵な女性との時間をもっと進んで楽しむことができなかったんだろうと悔やみ続けました。
そこで、自分も多趣味になろうと、映画を見てみたりしましたがやはり面白いとは思えませんでした。
そして映画が、面白いと思えないときには、自分はなんてバカな奴だろうと自分を責めました。
そんな状態がしばらく続いて本当に辛かった。

【復縁のためにしたこと】
しばらくは相手に、自分はどうしょうもないやつだろうと思われているに違いない思い、大学で姿を見せるのも、相手の姿を見るのも嫌でした。
しかし、自分の寂しさは募るばかり。
でも、だんだん自分の辛さと悲しさを時が癒やしてくれて、相手に大学で会ったときに、こんにちは、おはようございます、お疲れ様でした、などの挨拶ができるようになってきました。
今思えばそれが良かったのだと思います。
僕は自分から特に、進んで復縁のためにがむしゃらに努力したというわけではありませんでした。
しかし、些細なことから二人を隔てていた壁が崩れ始め、距離が縮まっていきました。
最初はぶっきらぼうに挨拶を返していたり、挨拶を返さなかった相手も、いつの間にか笑顔で挨拶を返してくれるようになりました。

【復縁できた決め手】
緊張が解け、距離が少し縮まったところで、相手の方からアプローチをしてきてくれました。
僕は本当に嬉しかったのですぐにOKしました。
相手もやはり、僕と別れてから、どこかに寂しさを感じていたようです。
二人とも交際相手を失ったことで、その存在の大きさに気づき、寂しくつらい思いをしていた。
そのときの二人の気持ちがまた一致したんだと思います。
その後しばらく、初めて付き合ったときのようなアツアツな関係が続き僕は幸せでした。

【簡潔に言うと・・・】
復縁したが、今はもう別れた
【復縁後の生活】
しばらく付き合いましたが、もうそのときの相手とは付き合っていません。
別れました。
でも、別れるとき僕には前のような後悔や苦しみはあまりありませんでした。
復縁してからのほうが、よりお互いにお互いのことを大切にし、二人でいる時間を楽しめたから。
僕は本当に幸せだったし、良い想い出となりました。
忘れたいとは思いません。

【失恋中の自分へアドバイス】
多趣味になろうとして、必死に興味もない映画を見たってだめだということ。
その人間が興味を持っていることなど関係なくて、相手を尊重し、相手のことを一番に考えて行動してくださいと言いたい。
それから、日常のコミュニケーションは大切にしてほしい。
挨拶するだけでいいことあるかもしれないよ、ということは本当に伝えてあげたいです。